エプソムソルトは多くの有名人に支持されており、テレビでの取り上げも増えて、人気のバスグッズとなっています。
「ソルト」という名前がついていますが、実際には塩成分は含まれておらず、風呂の機器にも配慮されています。
私自身もエプソムソルトを使っているのですが、バスタイムに加えると体がじんわりと温まり、その後も暖かさが長持ちするのが大きな特長です。
ですが、エプソムソルトを使用する際には注意点もあるので、しっかり理解しておくことが大切です。
この記事では、エプソムソルトのデメリットや使用時の注意事項について詳しく解説します。
↓エプソムソルトはどこで買えるのか・・・こちらの記事も参考にご覧ください。
エプソムソルトのデメリット
エプソムソルトは硫酸マグネシウムの一種で、マグネシウム由来の効果で、体温の保持や筋肉のリラックスなど、多くの恩恵があるとされています。
しかし、エプソムソルトには良いところもありますが、デメリットも少なからずあります。
エプソムソルトの使用には注意が必要です。
製品の指示通りに使用することが推奨されます。
エプソムソルトのデメリットをご紹介します。
1回の使用量が多い
エプソムソルトは通常のバスソルトと比べて、必要な量が多いことが挙げられます。
多くのバスソルトは200リットルのお湯に対し、40〜50グラムが目安ですが、エプソムソルトは150リットルのお湯に、おおよそ150g~300gが必要です。
エプソムソルトの適切な濃度は約0.2%で、これは海水の濃度に近いものです。
0.1%未満の濃度では、エプソムソルトの効果は期待できないと言われています。
そのため、市販されているエプソムソルトのパッケージは、多くが1キロを超える大容量となっており、持ち運びが大変です。
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固まりやすい
水分を集めやすく、結晶化する エプソムソルトの粒子は、普通の塩と比べて大きく見えるかもしれませんが、温水に投入すると瞬時に解ける性質があります。
この特性により、エプソムソルトは湿気を引き寄せる傾向があり、開けた後は急速に結晶化して大きな固まりとなります。
さらに、エプソムソルトを長期間放置すると、たとえ封を切っていなくても固まることがあります。
一旦固まると、固い道具を使って解体しないと扱いづらくなります。
そのため、エプソムソルトの保存時は湿度対策を施すと良いでしょう。
定期的に新しいものを購入するという方法も効果的です。
使用には注意が必要な人もいる
エプソムソルトは硫酸マグネシウムでできているため、エプソムソルトを含む湯に浸かることで皮膚がマグネシウムを取り込むと言われています。
このため、血中のマグネシウム濃度が上昇する可能性があり、特に腎臓や心臓に問題がある人は注意が必要です。
必ずしもエプソムソルトが腎臓や心臓の病気を持つ人に禁忌というわけではないですが、使用する前に医師の意見を取り入れると安心です。
私自身も腎臓の問題を持っていますが、エプソムソルトを使用した浴槽に浸かっても特に支障はありません。
ですが、指定された量を守ったり、エプソムソルトのお湯に毎日は浸からないなど、一応配慮しています。
また、ペースメーカーを装着している人は、エプソムソルトの筋肉リラックス効果を考慮し、利用を控えておいた方が良いかもしれません。
また、エプソムソルトを使用した際に少しでも肌に異常を感じる場合は、すぐに使用を中止することが望ましいです。
エプソムソルト使用上の注意点
エプソムソルトの恩恵を十分に受けるつもりが、誤った使い方で逆の効果を生むことも?
正しい使用方法でエプソムソルトの効果をたくさん取り入れるようにしましょう。
以下、エプソムソルト使用上の注意点をご紹介します。
参考にして、正しい使用を心がけましょうね。
エプソムソルトを入れすぎる、長時間の入浴
エプソムソルトでたくさん汗をかくことを期待して、エプソムソルトを推奨量以上に加えるのはおすすめできません。
推奨される濃度はお湯の中で0.2%です。
これを超えると体に過度な負担がかかることが考えられます。
また、エプソムソルトを使用した入浴は20分が目安です。
10分程度で汗を感じることが多いですが、20分以上はのぼせたり脱水の恐れがあるので注意が必要です。
エプソムソルトを飲用する
エプソムソルトを摂取する エプソムソルトにはマグネシウムが含まれていますが、飲用は推奨されていません。
摂取すると下痢のリスクがありますので、気をつけてください。
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お風呂のタイプによっては使えない
エプソムソルトの一部の商品には、24時間連続の風呂での使用を避けるよう注意書きがあるものも。
フィルター機能付きの風呂での使用は、フィルターの詰まりや水質の悪化を引き起こすことがあるので、商品のラベルをよく確認しましょう。
しかし、エプソムソルトは塩分を含まないため、普通の浴槽では安全に使用できます。
ヘアケアに使う
エプソムソルトはミネラルが豊富で、髪への利点があるとされています。
シャンプー後、コンディショナーにエプソムソルトを混ぜることができますが、残留するミネラルは髪を重くする原因となるので、十分に洗い流すことが必要です。
また、エプソムソルトを加えることで、本来のトリートメント効果が薄れるのでは、という話もあります。
エプソムソルトの正しい使い方
エプソムソルトを最適に利用するためには、いくつかの取扱いポイントを知っておくことが重要です。
体に良い影響を与えるため、適切に使用することが鍵となります。
初めてエプソムソルトを試す際には、2週間毎日の入浴を推奨します。
但し、1回の浸かる時間は20分程度としましょう。
アルコール摂取後の入浴は避ける
エプソムソルトの風呂お酒を飲んだ後の入浴は避けるべきです。
エプソムソルトは身体の代謝を促進させるため、アルコールを摂取してからの利用は体調不良の原因となる可能性があります。
入浴後の激しい運動は避ける
エプソムソルトでの入浴は身体のエネルギーを使います。
そのため、後で激しい運動をするのは避け、しっかり休息をとるように心がけましょう。
また、十分な水分補給も大切です。
古くなったエプソムソルトは使わない
エプソムソルトのいくつかのブランドでは、購入から3年経過した製品の使用は推奨されていません。
早めに使いきるのが理想的です。
古くなったエプソムソルトはガチガチに固まって非常に使いにくくなるので、湿気にも気をつけて保管しましょう。
まとめ
エプソムソルトには温まる効果や多くの健康効果が期待されます。心や筋肉、血流など、身体の様々な部分に役立つマグネシウムを豊富に含んでいます。
適切に使用することで、筋肉の緊張緩和や他の多くの効果が期待できます。
エプソムソルトの使用は注意点を守れば、特に問題は生じません。
続けて利用するには、初めの2週間は毎日の入浴がおすすめ。その後は週に2〜3回で十分です。
また、エプソムソルトの使用量が一般的な入浴剤よりも多いため、在庫を持っておくと便利です。